酒さの悪化因子はいくつかありますが、その一つに“紫外線”が含まれます。
ですので、出来れば日焼け止めを塗りたいところですが、 クレンジングで落とすことを考えると、バリア機能が低下した酒さにが刺激となりかねません。
現在はお湯で落ちる日焼け止めもありますが、私が酒さだった頃は、
石けんで落ちる日焼け止めしかなく、界面活性剤を使いたくない私は、 日焼け止めも塗らずにいました。
酒さを治す、バリア機能を復活させることを優先したのです。
紫外線の肌への影響
太陽から降りそそぐ紫外線は、人間や生物にとって必要不可欠で、生命を維持するのに大事な役割をしています。
ですが、その反面、肌に悪い影響をもたらすのは知られていますね。
紫外線の種類と肌にもたらす害はどんなものがあるのでしょう。
紫外線の種類と肌への害
太陽光線には目に見える可視光線と、目に見えない紫外線・赤外線があります。
地表に届く太陽光線のうち、可視光線は54%、赤外線が42%、紫外線は6%と紫外線は少ないのですが、肌に影響があり害をもたらすのはこの紫外線です。
紫外線の中にも波長の長さによって、UVA、UVB、UVCとあるのですが、UVCはオゾン層に吸収されてしまうので、地表に届くのはUVAとUVBとなります。
UVAについて
- 肌の黒化
- しわやたるみの原因
肌が赤く炎症せず黒くなります。
波長が長く物質を通過するので、室内まで届いてしまいます。
コラーゲンを繋ぐエラスチンを破壊する為、しわやたるみの原因となります。
一年中降り注いているので、日焼け止め対策は年中必要と言われます。
UVBについて
- 肌の炎症
- シミやそばかすの原因
波長は短く物質を通過しにくいのですが、肌の表皮に強く作用し、
日にやけた後数時間サンバーン(炎症)を起こし肌が赤くなります。
メラノサイトが活性化し、メラニンを作る為シミ・そばかすの原因になります。
酒さの紫外線対策 日焼け止め以外で出来る方法
日焼け止めが刺激となるとは言え、健康な肌でも紫外線は肌に良いものではありません。
出来るだけ避けたいものです。
そこで、日焼け止めを塗る以外で出来る紫外線対策にどんなものがあるのか、
いくつか挙げてみます。
自宅では窓ガラスに対策を施す
紫外線、特にUVBは窓ガラスも通し、部屋の中まで入り込んできますので、 窓ガラス近くに居ないようにするのが基本です。
徹底するのなら、窓ガラスにUVカットシートを貼ったり、 UVカットスプレー(車用があります)を吹きかけておくと良いでしょう。
車のガラスは紫外線を通しにくくなっていますが、100%ではないようです。
念を入れるのなら、同じくUVカットスプレーを吹きかけておくと良いでしょう。
帽子や日傘、サングラスは紫外線透過率に、服は色に注意する
まずサングラスですが、目から紫外線が入ると、「メラニンを作れ」という指令が出されるので、かけた方がしみになりにくいです。
その時注意しなければいけないのは、必ずUVカット加工が施されているものを選ぶということです。
UVカット加工が施されていても、レンズの色は薄いものを選ぶのが賢明です。
なぜならレンズが濃ければ濃いほど瞳孔を広げてしまい、 紫外線が通常より多く目に入ってしまうのですが、サングラスは前面からの紫外線しかブロック出来ません。
紫外線は多方面から反射するので、全面のみブロックしても完璧ではないのです。
そして、UVカット加工が施されているものでも、紫外線透過率が低いもの=UVカット率が高いものを選んでください。
続いて、帽子や日傘です。 この時の色選びですが、UVカット加工が施されていれば、特に何色を選んでも構わないです。
ただ、紫外線は上から注いできますので、白色ですと 紫外線を反射し、熱がこもりにくくなります。 反対に黒だと熱を吸収するので、熱くなります。
注意するのは、服の色 上に着る服ですが、これは白は避けた方がいいです。 紫外線を反射し顔に当たってしまうからです。 UVカット加工が施されていれば、紫外線を通すことは少ないのですが、反射するかは別なんですね。
ちなみに、紫外線透過率は次の通りです。 白 19.4% ピンク 9.6% 青 4.8% 黒 1.7% これはUVカット加工が施されていない布の場合です。
薄地であれば透過率も上がり、厚手であれば透過率も下がります。
ですので、UVカット加工が重要と書きましたが、 布の分厚いものを選ぶだけで、 紫外線を通す力は弱まります。
※くどいようですが、サングラスは透過率の低いもの、(1%以下が理想)を選んでください。