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酒さの治療に効果のある漢方薬をまとめました

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酒さの治療に漢方薬が効果を発揮することがあります。
かく言う私も、皮膚科で漢方薬を勧められたことがあります。

皮膚科医が言うには、更年期に用いられる漢方薬が効くことがあるとのこと。
更年期?と思いましたが、今思うと更年期に酒さを発症する方がいるとか。
更年期はのぼせやホットフラッシュと言った、全身かーっと暑くなり、
顔がほてることがあります。これは自立神経の乱れから温度調節がうまくいかない為です。
他にはお血(おけつ)と言って、血液が滞ることがあるようです。

更年期に使われる漢方薬の他にもニキビや皮膚病に効果のある漢方薬が
使われることがあります。

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酒さの治療に用いられる漢方薬の種類

point8_3s更年期に用いられる漢方薬

血液が滞るお血(おけつ)に効果があります。
血行をよくして熱のバランスを整えのぼせを改善します。

以下の通り、“証”のタイプ別に選ぶ漢方薬が違ってきます。

【加味逍遥散】(かみしょうようさん)
中等度以下の虚証タイプ向き

【桂枝茯苓丸】(けいしぶくりょうがん)
実証~中間の中間症タイプ向き

桃核承気湯】(とうかくじょうきとう)
虚証タイプ向き

 
point8_3sニキビの治療に用いられる漢方薬

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
熱証、実証タイプ向き
顔の熱や炎症と取ります。皮膚用やニキビ、赤ら顔に向いています。

【黄連解毒湯】(おうれんげどくとう)
実証タイプ向き
炎症を鎮めます。体力のあるのぼせ気味の方に向いています。

【防風通聖散】(ぼうふうつうしょうさん)
体の熱を冷まします。肥満の方に向いています。

 
point8_3s皮膚病に用いられる漢方薬

【十味敗毒湯】(じゅうみはいどくとう)
中間証タイプ向き
皮膚の赤みやかゆみを発散し、腫れや化膿を抑えます。

酒さ 漢方薬

漢方薬の処方について

◇漢方薬の診断

漢方には、患者のこころと体の状態に合わせた「証」というものがあり、
これによって漢方薬を決めていきます。
証は、「陰陽(いんよう)」「虚実(きょじつ)」「気(き)・血(けつ)・水(すい)」によって判断します。

虚実は体力や病気に対しての抵抗力の強弱などを診ます。
脈や肌の状態、舌の状態、お腹の状態などでどの漢方薬が合っているか決まります。

 
◇漢方薬局の漢方薬と、病院処方の漢方薬

漢方薬局は患者の状態に必要な生薬を調合して貰えますが、保険適用外の為、金額は高くなります。

病院で処方される漢方薬は保険が適用されますが、
最初から調合してある漢方を、エキス剤にしてあります。

エキス剤は大量につくられていて、高温で処理する為、薬効が抜けているものもあり、
漢方薬局で調剤した生薬に比べると効き目は弱くなります。

 
◇病院で処方して貰うなら漢方医

漢方薬は「この病気にはこの漢方薬」と製薬会社がマニュアルを作っていて、
医師はそのマニュアルに沿って、処方する事がほとんどですが、
それでは、患者1人1人に合った処方とは言えません。

ですので、出来れば漢方医のいる病院や、漢方治療を行っている皮膚科を探して、
受診することをお勧めします。

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